中山ラビさんが亡くなられました。享年７２とか。こころからご冥福をお祈り申し上げます。
１９７４年『ひらひら』というアルバムは中学４年生（間違いではないです、僕は中学校４年間通いましたので）には強烈でした。
最初に耳にしたのは「夢のドライブ」です。寺山映画を歌にしたようなパノラマに眩暈がしました。まさに「アイダ、なんじゃこりゃー」でした。買ったアルバムの一曲目、素晴らしいアコースティックギターから始まるカッコ良さ。
猛烈に影響を受けました。高校生の時に作った歌なんて、モロにラビさんっぽいものがちらほらありました。
今、聞き直すと、バックの演奏力の高さにちょっと驚きます。当時もうまいなあ、なんか他のフォークのひとたちのレコードとは次元が違うなあ、と思っていました。いわゆる縦の線がきっちりしているのですね。かと言って窮屈さは皆無で、広がりを感じます。リズム隊は結構こまかいキメをやっていたりと相当なレベルです。
国分寺にラビさんはお店をやっていました。そこのおじゃますることもなく、結局ライブにもいかず、かと言ってアルバムは買い続けて、FMのライブをエアチェックして、という付き合い方をしてきました。
７２か。。。。僕があと１０年後に世を去るとなると、どうなんだろう。。。。。やはり時間は残り少ない。。。それだけは確かです。人生は未完のままで終わって良いけど、作品が未完で残されるのはいやだなあ、、、、と思います。
影響を受けた偉大な先達が次々と去って行くなか、頂いたものをちゃんと形にしてからあの世に行きたいと思います、はい。
