海辺の風景

海野さだゆきブログ

『デッドデッドデッドデーモンズデデデデデストラクション(前編)』黒川智之 アニメーションディレクター

dededede.jp

公開初日初回で観ました。カラス光回線切断事件で色々書くことが後回しになっています。お客さんは15人はいましたね、もうみなさん仲間ですよ、ほんと。

 

映画は圧倒的でした。もう今年はこれ以上の作品は出てこないのではないでしょうか。しかしまあよくぞ作ってくれました。製作に関わった方々に感謝します。

 

原作は結構長い物語ですね。読むのが追い付かず、ロードショー初日となりましたので、これはアニメーションの印象なのですけど

 

これは第一世代ヲタク葬送なのではないかな、、、と

 

まんがの方もアニメの方も、あちこちに出てくる表現が「テレビっ子」と呼ばれた僕たちには、そしてそのまま老人にさえなった僕たちには、あまりにお馴染のものなのですが、その使われ方は

 

無残

 

としか言い様がないのです。

 

そう、すでに使い回され、擦り切れて、原型もとどめないくらいになっているのはわかっていました。やれパロディーだのオマージュだの

 

「シン」をつけたりしても

 

すでにすべて「時代の表現」になっているのです。表現として今、現在なりたつのか、、、といえば、そうではないでしょう

 

わかってはいるのです。でも、僕らにそれらはこびりついているので、どうにもならないわけです。

 

ですから、こういう風に盛大に葬ってくれるのは、有り難いし、爽快です

 

これでやっと僕たちも死ねるわ(笑)。

 

あ、でもこれ前編なんですよね。おまけに映画の方はエンディングが違うという、、、、、、どうなるのでしょうか。後編公開の5月下旬が楽しみです。