海辺の風景

海野さだゆきブログ

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『金色機械』恒川光太郎 著

深山に住むという「金色様」。流転をする人々の運命にそこかしこ現れるその正体とは。 舞台は300年位前なので時代ものなのですけど、まちがいなくSFです。時代物のSFといえば半村良さんがまず思い浮かびます。この作品も設定や世界観を描くことよりも人々…

『天下人の茶』伊東潤 著

千利休をめぐる短編集。といっても、そのつながりは強く、ひとつの物語を別の角度から描き直した如く、いえ扇のような構造ですね。 千利休はちらちら見えかくれする感じです。いくつかの話を読み進むにつれ、その姿がだんだんと見えてきます。そしてその扇の…

高尾山再び

今回はトレーニングの効果、テーピングの効果を確かめるためです。しかし、7時30分に登り始めというのに、もう下山してきているおじさんおばさんたちって。。。。。 トレーニングの効果はタイムに確実に出ました。今回はコースタイム通りでしたので。テー…

アニメ2題 「ボイス坂」「アニソンの神様」

『ボイス坂』高遠るい 著 イラスト 声優になることに目覚めた主人公。あふれる自信をもって進んだ専門学校。しかしながら現実との摩擦。あしたはどっちだ。 声優というのはアニメの現実への担保なのかもしれないですね。生身の彼らが虚構のアニメの現実性を…