平日お昼からの回。30人は入っていたかなあ。もう爆笑、また爆笑、といいますか、笑っている暇がなかった(笑)。
NHK-FM「松尾堂」で、監督と活弁師坂本頼光さんがゲストでおでになっていて、随分と面白い話を聴けたのでした。同じ番組を聴いていた妻も絶対行こうと、ノリノリで、楽しみにしていました。
いやあ、想像以上に素晴らしかった。これ、『ニューシネマパラダイス』や『蒲田行進曲』などに並びましたよ、作品として。
どこかで見たような人がスクリーンに一瞬だけ、ということも多くて、あれ、アレ?あれよというまに、時間は過ぎて行きます。このテンポの良さ、そして、僕はいつも思うのですけど、べたなことをちゃんとやれることが一番すごい、のですが、そのお手本のようなできばえです。
ラジオの番組の中でも話がでましたけど、活弁は歌舞伎の長唄とかに密接に関係があると思います。歌舞伎を見慣れていると、活弁師がいることはとても自然に思えます。
それが後年アフレコが芸術的になったこと、いえ、離れ業になったことや、アニメの声優さんたちの活躍にもつながっているのだと思います。
監督がおっしゃっているように、日本独特のこの活弁師という存在が日本映画にどういう影響を及ぼしたのか、どなたかが研究してくれないですかね.。.。.。面白いです。
現在プロの活弁師は5人位?10人はいないとか。応援上映会とか、映画鑑賞をライブイベント化する動きもありますし、次世代の活弁師が生まれる可能性もあるかと、、、、、。
絶対のおすすめ。
あ、自慢ですけど、僕は『雄呂血』とか『裁かるるジャンヌ』とか『イントレランス』、40年前にフィルムで観てます。残念ながら活弁師はいませんでした。大学の授業でした。面白かったですよ。