海辺の風景

海野さだゆきブログ

『女子高生の無駄づかい』ビーノ著 現在7巻まで

休日はアニメ三昧です。ふとなんだか気になるタイトルを見つけたので、ためしにと観てみました。

 

ぶっ!

jyoshimuda.com

あまりに面白いので妻にも観てもらいました。

 

ぶっ!

 

第一話は以前仲よしであった3人が高校入学の日に再会するところから始まります。一番活発な田中さんが入学して初めて自分の学校が女子高であることに気が付いた、、、、というところで、、

 

いたよ、これ

「え?いたって、入学して初めて女子高って気が付いたってひといたってこと?」

「そう、だって入学式で『男がいない!』って叫んだの聞えたもの」

「ほ、ほんと、ほんとにほんと」

「ほんと、あほかって思った」

 

げ、現実にそんなことが、、、、(絶句)

 

妻は女子高でした。まあ確かに学校名に「女子」は入っていませんでしたけど、普通事前に見学くらいするでしょうに、、、、

 

アニメは絵の作り、話の進行、演出がとてもよくできています。ただのお馬鹿なアニメと思ってはいけません。あまり上手でないだろう原作の絵をうまいこと動かして、雰囲気を受け継いでいる、そう予感しました。

 

で、例の「膝」の件ではもう夫婦で爆笑しました。そして妻は原作が読みたいから購入しようと言い出しました。即刻全巻買える時代。翌日には届きました。

 

原作は確かにあまり絵は上手ではありません、というか、この話をまんがでやるのは技術的に難しすぎじゃないかなあ、と思いました。すでにアニメを観てしまっている僕たちは読んでいてもキャラクタたちが動いて喋っているように脳内変換してしまっていますので、あまり気にならないのは幸いなのかもしれません。

 

でもまんがも十分に面白くて、思わず爆笑してしまいます。電車とかで人前では読めませんね(笑)。

 

アニメの方は現実の東京都東村山市やお隣の埼玉県所沢市の風景が出てきます。なにしろ東村山の市報に作者さんと市長の対談が載ったくらいですから。

www.city.higashimurayama.tokyo.jp

「聖地」の再現度は高いですよ、ほんと。

 

で、アニメはなかなかに密度が濃いのです。原作を読んでいると、あ、このエピソードここなんだ、とか発見するくらい、話の構成力が素晴らしい。そして、絵で細かい伏線が張られていたりします。例えば第一話入学式でちゃんと「魔女」がフード被っていますし、彼女は式が終わった直後に校門から帰宅してしまっています。「ロボ」にその後告白しそこなう男子高校生も最初から「見えて」います。

 

という発見も面白いので僕らはアニメ3周めです(笑)

 

僕のお気に入りは、カビだらけのレインボーな食パンを「バカ」こと田中さんが食べてしまって、口の回りがレインボーになってしまっているシーン.。.。。マニアック?

 

どうかアニメも原作も楽しんでください。