海辺の風景

海野さだゆきブログ

メイン計算機大惨事(笑)

ここのところ記事をあげていませんでしたが、書きたいことはたくさんあったのです。

 

メインの計算機が大惨事で復旧に時間がかかったのです。

 

結論から言えば。。。

 

突然画面がブラックアウトしたままに。。。。。

サブのWindows11機から入ってみると、ちゃんと生きています。

これはビデオドライバの不具合かと思って、、、、

 

これに始まって、ついにはビデオボードを買い換えましたが、、、それでもブラックアウト。。。。

 

ふと思いついてサブ機のモニタにつないだら、、、、あれ?正常に出力、、、、

 

なんとメイン機のモニタのディスプレイポートがいかれていたのでした。まさかの原因に呆然。あれこれいじりすぎて、もはやメイン機はカオス状態(笑)。。。

 

これは久々にシステム新規で入れ直してみるか。と作業を始めましたが、、、悪い虫が、この際いろいろ実験してみようなんて囁いたものですから、超遠回りしてシステムを復旧となりました。

 

こまったのがWnn8です。もうずっとメンテされていませんから、最新安定版Debianでインストールスクリプトを走らせますと。

 

依存関係エラー無限列車(笑)

 

apt sourceに前の前の安定版を加え、ひたすらライブラリを検索し、探し当て、の繰り返し。あまりにめんどうなのでscim-wnnに心動きましたけど、これまためんどい(笑)。結局あしかけ2日かけて依存関係をクリア。めでたくwnn8leを拝むことができました。

 

予測変換はなぜかできたりするのですよ。僕はWnnは優れたエンジンだと思っていますので、変えたくないのです。Windows機にはATOKが走っていまして、優秀だとは思うのですけど、

 

あ、メイン機でも走らせてみようかしら、、、wineでなんとかなるのかな?以前は失敗して放置、、、。

 

ま、メイン機は安定第一ですよね、、、、

 

『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』古賀豪 監督

若き侍ジャパンの試合は夜遅くなるのが予想されたので近くに宿をとっていました。翌日せっかく都市部に出てきたのだから映画を観て帰ろうと作品選びをあらかじめしておきました。

www.kitaro-tanjo.com

初日初回のTOHOシネマズ池袋は結構お客さんが入りました。

 

僕は水木先生のまんがをほとんど読んできませんでした。もちろんまんが雑誌を読めば連載がありましたけど、こども心に「これはイラストだ」と、、、といいますか、絵のすざまじい描写に圧倒されて、「よくわからないや」と。ながめるだけでした。

 

さて、映画です。いわゆる怪奇モノの筋をなぞったような導入部分ですが、これは後年ポップになった『ゲゲゲの鬼太郎』から最初の禍々しく井戸の底に溜る黒い水のような『墓場の鬼太郎』への橋渡しなんですね。

 

話が進むにつれ、僕はいたたまれなくなりました。

 

映画で薬品Mと

ja.wikipedia.org

映画で薬品Mとあるのは「ヒロポン」のことです。フィクションではありません。

 

これは覚醒剤です。戦中から戦後まで「普通に流通していた」れっきとした覚醒剤です。劇中示唆されていますが、兵士たちの恐怖心、疲労感を麻痺させた地獄の薬品。そして戦後も疲労回復になどと宣伝されて普通に薬局で購入できたのです。

 

そして中毒患者が社会底辺の人たちを中心に増大したのです。犯罪として取り締まるようになりましたが、ご存じのように現在も根絶からは遠い状態です。

 

まだあの戦争は終わっていないのです。

 

映画の中に「生き血を吸う巨大な桜」が出てきますが、僕には売血にしかみえませんでした。いわゆる「黄色い血」です。

 

ja.wikipedia.org

ここにもヒロポンが顔を出します。仕事がない、あっても貧しい人が追い込まれて行きました。そして、売血は戦後ずっと続いていました。

 

まだあの戦争は終わっていないのです。

 

僕はあの桜にからめとれている人たちを思って涙が出ました。この池袋だって、悲惨だった。。。。

 

山手線をぐるりとバラックが囲んでいた。

 

僕らが子供のころはそんなだったのです。敗戦から10年程度で今のような綺麗な町並みになるはずなどありません。

 

道ばたで飯を食っていた時代は終わったんです。

 

そうなんでしょうか?50年、70年なんてついこの間のことです。

 

映画の中でヒロインが叫びます。本当は知っていた。東京にでても女に自由はない。。。。

 

それはいまは解決したのでしょうか?

 

僕は映画の画面から制作者たち、もちろん原作の水木先生も、の怒りを感じました。

 

水木先生は「目に見えないもの」を失った人間がどうなるのかを描き続けていたと思います。妖怪とは零落した古い神様たちだと僕も思います。彼らが見えないのは昔を忘れた、過去を知らない人でしょう。

 

過去はそれが暗いものであればあるほど生き残るようです。綺麗な町並みも一皮むけばおぞましい過去から続く暗黒はあります。

 

土葬された母親から生まれた鬼太郎になにかしら未来への希望を感じたのは僕だけでしょうか。『墓場の鬼太郎』はポップになり、可愛らしい見た目にはなりましたけど、やはり人間とは一線を引く姿勢は保っています。

 

色々な事を思って映画館を出ると池袋の街は雨上がりでした。

 

『駒田蒸留所へようこそ』吉原正行 監督

開始gaga.ne.jp

初日初回観て参りました。失われてしまった看板酒の復活劇です。話の途中であれ?と思う点はありましたが、ひとつの目標に向かって突き進む人たちのまっすぐさが爽快な作品でした。

 

まず感じたのは、これは日本映画のテンポだなあ、ということです。『アンダーカレント』でも言いましたけど、「眠い」んです。これは「退屈」ということではないのです。アメリカ映画を観ると全部が全部ではないですけど、個人と個人がゴンゴンぶつかり合うんです。恋愛場面でも喧嘩しているのか?と思うくらいぶつけ合いますね。

 

対して、誰が言ったか忘れましたけど、ある女優さんが「わたしたちの東アジアではお互いが染み込んでゆくように愛しあう」と表現したように穏やかなんですね。ゆっくりと水に溶けて行くように、ちがう液体がゆっくり混ざり合うように、感情の時間が流れて行くので、「眠い」んです。

 

ま、全部が全部ではないにせよ、そんな感じです。

 

ウィスキーはブレンドで作られますから、この東アジア的な「お互いが染み込んで行く」テンポは主題そのものと言えますから、すごく合っていたと思います。

 

あと、は画面の彩度の問題ですね。これ、やはり日本は多湿なんでそれが光が独特の不透明なフィルターがかかってような絵を作るんです。それがアニメだとちがう絵を作れるんだなあ、と感心しました。

 

公式サイトの一枚の絵でもわかるように、輪郭のある塗り指定イラスト風に空や風景を処理しています。湿度を感じないです。これよく考えましたね。パステルカラーが滲むって感じの絵になりがちですけど、いやそれも好きなんですけど、この映画にはぴったりでした。

 

で、観た人のなかには「これ実写でよくね?」って思う方がいるでしょうけど、これも僕はアニメの勝利だと思いました。アニメって、「人らしさ」の文字通りすべてを入れて行かないと成り立たないんです。

 

なので、「どこかにいそうでいない」人を立たせることができるんです。まあ、それは僕がよく口にする「ねーよ帝国主義」にもつながってしまうんですけど、今回はうまくいっていると思います。

 

この映画ももちろん「聖地」はあるのでしょうけど、生身の人間の持つ「地元感」がない分、日本各地にある蒸留所のどこでもなくどこでもある、という感じをうまく出せたように見えました。

 

で、、、問題は、、、映画の帰りに寄ったスーパーマーケットでは小さな蒸留所のウィスキーは売っていないってことでした。。。。

 

日本ワインは結構種類あるのになあ、、、、

IK Multimedia Product Manager 1.0.10 がインストール開始しない件(Windows11)

新しいバージョンが出たからダウンロードしろと怒られたので、そうしましたら

 

インストーラーが反応しません。。。。。。。おいおいおい。。。。。

 

エクスプローラインストーラーのファイルをクリックして、プロパティをみると

 

「このファイルは他のコンピューターから取得したものです。このコンピューターを保護するため、このファイルのアクセスはブロックされる可能性があります」

 

と、説明が、、、、おいおいおい、、、、

 

その横に「許可する」というチェックボックスがありますので、これにチェックを入れますと、すいすいインストールが進みました。。。。

 

これって、多分インストーラーがマイクロソフトのセキュリティ条項をクリアしていないということですよね、、、、頼みますよ、、、ほんと、、、ウィルスチェックまでしましたよ、、、まあ、やたらとソフトをインストールしないでくれよ、というマイクロソフトの姿勢は正しいので仕方がないですけど、、、、

第12回日本アンプティサッカー選手権大会 第一日目 神奈川県川崎市フロンタウン生田

j-afa.jp

だいぶ前の事です。国立劇場での歌舞伎公演に出かけた僕ら夫婦は、開演まで時間があるので近くのカフェでお茶をしていました。

 

その時、僕はすごい「気配」を感じてその方向に思わず視線を向けました。尋常でなく鍛え上げられた上半身、静かに話をしていたその人のチームジャージに見慣れない言葉が印されていました。

 

気になって、チーム名で検索をかけました。そして僕らは想像もできない競技の存在を知ったのでした。

 

いつか生の試合をみたい!

 

しかし、なかなかスケジュールが合わなかったり、親の介護、看取りで忙殺されたりで時間はびっくりするくらい流れ去ってゆきました。

 

例のすんごい女子サッカーまんがに義足の選手が出たことで、コメントで競技を紹介したく久しぶりに公式ページをみたところ、おお、やっとスケジュール的にばっちりというのが分かって、やっと本物が観られる!と喜びました。

 

僕が行けるのは前半の1日だけなんですけど、リーグ戦なのでたっぷり楽しめる!

 

想像を遥かに超えたすごさでした。

 

簡単に言えば、ピッチはふた回りは小さいです。そしてゴールも小さい。なんて書くと試合はゆっくり進むのかと思うでしょうが、

 

とんでもない速度で選手たちはピッチを駆ける、いやもう「飛ぶ」んです。もう魂消ました。

 

僕は中学2年の時に交通事故に遭い、4ヶ月寝たきりのあと、松葉杖生活が1年半続きました。なので、杖で前に進むということがどういうことか骨身に沁みて分かっていますが、

 

ありえない!

 

おまけに、、、試合では危険だからやらないですが、平然と「バック」するんです。

 

ありえない!

 

映像では見ていましたけど、実際目の前でやられるとすごい衝撃でした。軽やかにステップしてゆく彼らは本当に空中に浮んでいるようでした。

 

25分ハーフで、ハーフタイム10分。サイズ的にもビジュアル的にもテレビ向きです!

 

車いすバスケットボールラグビーに最初に出会った時も体育館の床を選手が踏み抜くんじゃないかというくらいの衝撃を受けましたが、スポーツの持つ躍動感、疾走感、爽快感をこの競技もまたたっぷり味あわせてくれます。

 

車いすバスケ、ラグビーもだれーも見ていない中でやっていました。パラリンピックで話題になったことで少しは知られてゆきました。

 

アンプティサッカー、見れば絶対に面白さが伝わります。ぜひ生の試合を見てください。

 

午後1時半から6時すぎまで、僕にはあっと言う間でした。選手の皆さん、ありがとうございました。

 

 

HG スコープドッグ

みなさん買いました?僕は大昔にタカラから出たのを作ってディスクに飾っていたのですけど、整理整頓がなっちゃいないゆえの事故で大破させてしまって、あわてて再入手したのですけど、なんか作る機会のないまま時が過ぎました。

 

40年経っても新しくモデルが出たりするのは本当に凄いですね。

 

ボーっと生きているうちに何十年も経ってしまっていることが怖いですが(笑)。ガンダムのも作りかけで放置してしまっているのがあるし、、、、。残り少ない人生、やり残し人生にはなるべくしたくないですから、ニパ子ちゃんに出動して頂いて、今度の休みはボトムズ製作にあてます。

 

ボトムズ展ですごい出来映えのを沢山見たので、下手くそは組むだけでも満足です。脳内で変換しますから(笑)

Smokey Robinson: Tiny Desk Concert

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御歳83才。あのスモーキーヴォイスは健在。

 

かっこいいいいいいい!

 

こういうのを「スウィート」っていうんですよね。いやあ聴き始めから涙が出ました。若いころの艶は薄れてしまっていますけど、そういうこと全然関係ない、唯一無二のこの歌いまわしで、聞く耳をうっとりさせるんですよね。

 

テンポをいくらあげても、ゆったりしたビートに聴える場合もありますし、ビートを詰め込んだ積もりでも全然駆動力を感じないという場合もあります。

 

人が感じる気持良さ、心地好さって、結構複雑だと思うのです。

 

しかしまあ、先だって旅立ってしまったトニーベネットさんといい、80才過ぎてなお、素晴らしい歌唱を披露してくれる、本当に本当に素晴らしい、ありがたいです。

 

若くて歌がうまいなあ、と思う人はいまでも沢山見つかります。その人たちに言いたいのは、歌い続けて欲しい、ということです。やり続けることで初めて見えてくる景色があると思うのです。

 

日本にもがんばって歌い続けているひとは沢山います。演歌組が目立ちますけど、ポップス組みもいます。野口五郎さんー岩崎宏美さんのデュエットなんか良い感じでしたよ。

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岩崎宏美さんは長年悩まされていたポリープが良くなったとのことで、一時期はどうなるかと思われましたけど、見事復活されましたね。

 

あ、我らが太田裕美ちゃん(あはは)も、闘病生活からよみがえってくれました。うーん、僕は思うのです、矢野のアッコちゃんとか大貫妙子さんのライブでティンパンが演奏しているビデオを観る度に

 

あのころのメンバーでアルバム作る最後の時期が来ているんじゃないか

 

もう一度『12ページの詩集』を!

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萩田光雄さんが健在なんだし、あのころのレコーディングメンバーだってまだまだやれるんです。

 

ミモザの下で』イルカさんの、は大学の学園祭で演奏したんです、バンドで、、、なんとキーボードで(笑)、、、。ああ、『カーテン』やりたかったなあ、中村くん、いまどこ?、、、、、

 

って、話がだいぶ脱線しました、おあとがよろしいようで(笑)。