海辺の風景

海野さだゆきブログ

旅の終り 蒲原宿から由比宿へ

またまたゆっくりとホテルを出発。新蒲原駅前には漁船がどーんと置かれています。今日は由比宿までです。

 

昨日の終了地点から出発です。蒲原宿はとても歩きやすくなっています。トイレや休憩するところも整備されています。地元の方が東海道を大切にしているのは歩いていて気持が良いです。

 

ここからまた国道です。例によって車と向かい合せになるのが嫌なので左側を歩きます。

このあたり休憩しづらいんです。普通のおうちの前で座り込んでというわけにはいきませんから。東海道は相変わらず「下」を通ります。旧道は左。すぐに酒蔵が見えますね。

お酒をここで買いたいのですけど、持って歩くのは大変なので、ぐっとがまん。

丁度すばらしい展覧会が開かれていました。これは本当に楽しい展示でした。猫ずきにもたまりません(笑)。ゆっくりと楽しみました。

問題の場所ですね(笑)。東海道はここで曲がっている、、、らしいのです。これは当時の地形の制約ではなかったかと思います。神社へつながっている道ですし、間違いなくここで曲がっているのでしょう。

 

で、ここで反対方向から歩いている若い人に出会いました。なにやら札を下げているのです。

 

「日本一周中」

 

え!自撮り棒の先にGOをつけています。もしかしてリアルタイム?素晴らしい。かなり速いペースで歩いていらっしゃる。僕はサムアップで応援の意志を伝えましたら、「ありがとうございます」と大きな声でこたえてくださいました。

 

いつの時代でもいるんです。こういう若い人。いいじゃないですか。本当に。

 

国道にでてちょっと怖い思いをしつつ、海が見えるポイントでシャッター。

歩道橋を渡っての薩多峠への道です。

 

一体、この先を歩く日はくるのでしょうか。わかりません。でも、もしもその機会があるならば、また今回のようにゆっくりと歩きたいと思いました。以前ならば1日で歩く距離を今回は3日かけました。

 

歩く速度で。

 

せわしく雑多な日常に戻っても忘れない。

 

またまた静鉄ストアで豪華に買い物をして、静かにたのしいひとりの夕飯を頂きながらの最後の夜でした。