海辺の風景

海野さだゆきブログ

中川翔子オンラインライブ8月17日

現在の技術でどのくらいの質感が出るのか興味ありました。素晴らしいライブでした。観客がいない、というなか、演奏者の姿勢、それだけがライブを支えるということですね。それに耐えうるだけの演奏者だけが、配信をライブに変化させることができるのですね。

 

一体どのくらい動員できたのでしょう?。わかりません。僕は結局アーカイブは観ませんでした。なんか十分満足したんです。

 

前説番組から始まりました。これは助かりました。果たしてちゃんと観ることができるのか正直不安でしたから。87Mbpsの速度がでる環境ですが、配信側の準備、その時のプロバイダーの状況などなど、何が起るかわかりませんから。

 

NHK-FMの『アニソンアカデミー』で中川さんの生での歌唱を何度も聴いていますので、彼女の歌の実力は分かっていました。バンドの演奏力は素晴らしい。これぞプロ。ドラムスは青山くんで、びしびしビートをたたき込んできて気持良かったです。ベビーメタルの時もそうでしたけど。

 

中川さんの歌唱はより生々しく、彼女がどういう人なのかが伝わってくるようでした。歌手は30才から、ピークは60才ですからね。まだまだ伸びます。歌いきれていないところもちょっとありますけど、あと少しでとどくでしょう。

 

途中、彼女の急なお願いで、ライブチャットをスタッフのスマホで確認、それに応えるというアクシデント?がありましたが、これが良かったです。かがんでスマホを覗き込むその姿が、彼女らしさ全開でした。

 

カメラワークがまた臨場感を盛り上げました。なんでも16台を駆使したとか。逆光、寄り、など技巧に走らない画面は好感が持てました。くるくる無駄に移動するカメラは僕はウンザリなので。だって、観客はそんなに視線を動かしません。

 

正直僕はライブは苦手です。人が多いのがまずだめ。それと騒ぐのが主な人が多いライブはげんなり。総立ちも勘弁して欲しいんです。僕は背はそう高くないので、まったく見えなくなりますし、防音壁が目の前に、という感じで音がマスキングされてしまいます。

 

クラシックのサロンコンサートが限界。

 

中川さんのライブも行ってみたかったのですけど、苦手条件揃っているのは間違いないので、行けませんでした。ですから、このオンラインライブは本当に良い機会を作ってくれたと感謝です。

 

オンラインライブならなんだってオッケイとは思いません。サカナクションは『ストップメイキングセンス』みたいなものをやる、と言っていましたが、どうなんでしょうね。そういう試みは、まさにNO ATACK NO CHANCE。よいと思います。