NikkoのLipunaという小型メトロノームを愛用してきました。日本製です。これを買ったときは店に置いてある4つを聴き比べました。30分くらい(笑)。最後に2つで延々決勝戦をやりました。やっと決めてレジに持っていった時店員さんが「この子が良かったんですね」と複雑な表情(笑)
だって、メトロノームも「楽器」じゃないですか。試奏絶対に必要ですよ。音違いますもの。
そのメトロノームが、均等に刻まなくなってきました。符点が微妙についてしまうのです。寿命かなあ、、、、買い換え?と一瞬思いましたが.。.。.。。
機械的部分の洗浄を試みました。もう保証もなにもありません。個人的な責任でやりました。みなさんはメーカーに修理頼んで下さいね。もしくは買い換え。
まずはケースから本体をはずします。ネジ4本で留まっています。
いやあ、これは時計そのものです。さすがの日本製品質!
そして、思い切りパーツクリーナーを浴びせました。かなりの量。
少し良くなりましたが、やはり偏りはなおりません。しかし、改善したという事は原因はやはり汚れじゃないか?と。
ヨーク見ると、振り子が左右に振れることで動く左右二つの歯車の歯に黒い汚れがついています。これか?
隙間もあまりないので綿棒がうまく入りませんが、汚れが結構溜まっています。やはりこれが原因でしょう、と判断。この歯が斜め横に切ってあるので、なかなか難しいのです。
精密ドライバーマイナスでこすって落しましたが、精密の歯が傷付いたら元も子もありません。楊枝の先が良かったかもしれませんが、、、。力が加わらないように慎重に作業を進めて行きました。
どんどん偏りは修正されて行きます。
この汚れは左右の歯車のストッパーの役割をしているC環みたいなパーツが削れてついたのだと思います。
最後にパーツクリーナーをどばどばかけて、マイクロセラミック配合の潤滑油をつけました。
そして試運転を繰り返しました。確かにすごく良くなりました。なんか微妙に何かが違う感じが残りましたが、「これは人間的な揺れじゃあ」くらいなのでこれでオッケーとしました(笑)。
半日試運転。ちょっとヨレてますが、元気は取り戻したようです。まだまだ現役で頑張ってもらいます。
次はウィットナーかな(笑)、いや、いや、おれはおしょろをみすてねえ(古)。