サンプレのプーリーが丸坊主になってしまいました。プーリーの半端者がいくつか手元にありましたが、どれも合いません。穴の大きさが違うのですけど、応急処置で大昔のデュラのをつけました。このデュラ、走行中プーリーが軸ごと吹っ飛んで、ジャンクとなっていたものです。
がったがたですけど、通勤に使っていますから、仕方がないです。と、これが驚いたことに踏み心地が軽いのなんのって、ああ、メイドインジャパン時代の凄さをかんじました。しかし、がたがたでは早晩大きな不具合、事故の元です。
最近の部品事情にまったく疎いのですけど、ま、よくツーリング車に使われているから、シマノのソラを選んでみました。3000円以下の価格ですけど、今時の部品ですから、そこそこ使えるのではと思いました。
部品が届きました。チェーンも新しくしました。装着はそう難しいものではないです。変速レバーはずっと前にシマノのSIS対応のものに交換してありましたので、問題はないはず、とさっそく乗ってみました。
あれ?
な、なんですか、この重さは。ギア3段重いです。5段なのに。。。。。慣しが必要なのかな、と3日ほど我慢して乗ってみましたけど、段々イライラしてきました。
変速性能は立派です、が、なんですかこのフリクションの塊は。。。。速攻で余っていた昔のシマノのプーリーを装着しました。ましにはなりましたけど、それでもギア1段は重いです。そして、僕をイライラさせたのは漕いだ感じです。
すごくダイレクトなんです。これ、「固い」って言ってよいと思います。部品の剛性が上がっているんですね。力を逃がさないように。この固さはロードレーサーにはピッタリなのかもしれないです。でも、ランドナーには固いのは合わないのです。
これはどうしよう。ふと、カンパニョーロはどう?と頭に浮びました。僕らの時代の憧れでありましたし、今でも高級品です。カンパに比べるとシマノのデザインはイマイチです。ここは一発、奮発しようか、もう死ぬまで持ちそうだし。
カンパ購入寸前、というところで、ちょっと気になることがありました。それはランニングコストです。通勤使用です。停めてある自転車を倒されるなんてよくあることなんです。あまり費用をかけられないんです。休日乗るキャノンディールにはカーボンのスラムX0なんてのをつけていますけど、それはまず転倒破損がないからです。そして、シマノなら近所にあるショップですぐ買えます。
アルテグラにしました。デュラだとちょっと行き過ぎ。それ以下だと、マニアの端くれの自分が黙っていません。チェーンもウルトラナローにしてみました。5段なのに11段対応です。当然シフトは合いませんが、僕は通勤ではトップ固定なので実用上問題はありません。
漕いでみると、さすがに軽くなりましたけど、やっぱり固いですし、サンプレのあの軽さはないです。うーーーん。で、気づいたのですけど、この固さ、ビンディングペダルを前提としているんですね、要するに引き上げの力もちゃんと使うという、要するにちゃんとしたペダリングが前提なんですね。
ためしにちゃーんとしたペダリングをしてみました。ハーフクリップなのですけど、「あっ」と思うほど軽くなりました。うーーーん。こうなると本当にランドナーのフレーム、セッティングには合わない。。。。
でも、いいです。21世紀なんですから、21世紀の部品で走る。僕はオールドパーツ信奉者ではないです。部品さえ換えればまだまだ走ってくれます。もうこのフレーム30年。クランクシャフトなんて、汚れを落とすと新品同様。メイドインジャパンの凄さです。
あ、プーリー、代用品候補、買ってみます。サンプレ、まだ諦めません(笑)。