海辺の風景

海野さだゆきブログ

これが老害だ

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おおきな迷惑

まわりにかけて

まっかな大うそ

平気のへいざ

高いプライド

後生大事に

現実知らない

恫喝大好き

そうとも

それが老害

 

岩谷先生、いづみ先生。ごめんなさい。

 

高校生の硬式野球全国大会であります夏の甲子園大会をめぐって、色々と論争がありました。

 

熱中症の恐怖を身をもって体験したことがあります僕は、50年来、夏に屋外活動はめちゃめちゃ危険だと周囲には言ってきました。

 

生存確率50%を切って小学生時代を終えて、なんとか入った中学校ですが。

 

すぐに朝礼で倒れました。

 

4月の暑さですでにダウン。4月の段階では冬服なんです。病室暮らしが長くて屋外と無縁だった僕は4月の日差しと「厚着」、だって入院中はパジャマですよ、に耐えられませんでした。目の前が「白黒」になり、何も聞こえなくなり、ブラックアウト。

 

でも、朝礼を免除してくれないんです。学校って基本「我慢忍耐を教える場所」なんですよね(笑)。で、月曜日が憂鬱通り越して、生命の危機を感じる曜日になりました。

 

また、校長先生の話って長い。だんだん景色が色を失い、聞こえる音が遠くなるなか、早く終わってくれ、早く終わってくれ、、、と念じ続け、生徒が「小さく前ならえ」で密集しているから倒れるわけにもいかず、手を膝について体を支え、、、、、

 

病弱生徒は、当時は「日射病」と言われてました「外傷」の知識を蓄えました。

 

そして、いくら対策しても、人間のやれることには限界がある、と思い知りました。

 

ドラゴンの火炎放射に誰が耐えられる?

 

で、件の野球大会ですが、「災害レベル」と気象庁も言っている状況でやることなんて、到底賛成なんてしません。

 

ですが、野球にかかわる、もしくはかつて関わっていた、方々の中に強固に「真夏の甲子園」にこだわる方々がいらっしゃるのを知りました。

 

僕は最初に病に倒れるまでは地元の少年野球チームで野球やってましたし、自分がプレイできなくなってもずっと野球ファンでした。もちろん今もです。

 

ただ、金属バット登場以降、僕は高校野球はまったく見ません。僕にとって野球は飛ばないバットと飛ばないボールの競技なのです。

 

僕のデスクの右横の壁にはあの1985年、喚起の表情でベンチを飛び出す、タテジマのみなさんの写真パネルがずっとあります。スーパーマンたちでさえ、夏はナイトゲーム。日本一は秋に決めます。ピッチャーが連投なんてありえません。一試合に5、6人のピッチャーが投げるのがもう普通なんです。スーパーマンのみなさんでさえ。

 

なので、球界の大御所様、ご意見番様がこの21世紀日本の酷暑に、若い選手たちの過負荷にまったく無理解、なのがとても悲しかったです。

 

高齢者は感覚が衰えるのです。それには温度感覚も痛みの感覚も含まれます。スーパーマンでいらっしゃった大御所様、ご意見番様も、もはやただの高齢者であらせられるのです。

 

どうか、そのご自覚を。

 

かつての「天上の星」であらせられた皆様が「老害」と言われてしまうのはとても悲しいのです。

 

で、、、、

 

じゃあ、自分はどうなのよって、明日書きます(笑)