海辺の風景

海野さだゆきブログ

タイムトラベルと異世界転生ものばかり?

相変わらずアニメいっぱい観ています。前からそうなんですけど、観ているラインアップがほとんどタイムトラベルものか異世界転生ものなのです。なんででしょう。以前からライトノベルって転生もの全盛ですけど、それを原作にしたアニメが沢山出てきたということなのでしょう。

 

ざっと振り返りますと、『ぼくたちのリメイク』『東京リベンジャーズ』はタイムトラベルものですね、『無職転生』『月が導く異世界道中』『Sonny Boy』これは異世界ものですね、

 

いずれにせよ「今、ここ」からどこかへ跳躍しています。お話ですから当たり前に「いつか、どこか」になるのですけど、それにしても多いなあ、、、、と思ったのです。どれも楽しいんですけど。

 

「いま、ここ」への絶望現実逃避、、、、、というのはいかにも僕ら高齢者が言いそうなことですけど、いやあ違うでしょう。こんな楽しい絶望や現実逃避があるわけないです。

 

これ、全部「時代劇じゃないのかなあ」

 

まあ『ピーチボーイ リバーサイド』なんてモロですけど、時代劇と言っても、定番の戦国から江戸とかではないだけで立派に伝統的な時代劇路線じゃないのかなあ、と思うのです。

 

ご存じかと思うのですけど、伝統芸能能楽って「異世界もの」「タイムトラベルもの」なんです。

 

ほとんどが、死者とか別世界から来た者との対話なんですから。そしてその対話は生前でのすれ違いのこととかで、そして話し合いの末和解する、ですね。

 

お話って、「名状しがたきもの」が「外部」からやってくることで生じるのだと思います、大昔から。そしてそれを楽しんできたんですよね、大昔から。

 

で、僕も楽しんでいます。「おお、そう来たか」とか「話運びうまいなあ」とか、単純に楽しんでます。