海辺の風景

海野さだゆきブログ

『Life is strange』

おそるべしSteam、安いからとなんでも買ってしまう私(笑)。このゲームは選択肢によって途中経過、結末が変ってくるというものです。日本だとヴィジュアルノベルとか言っていますけど、紙芝居風なんですけど、あちらさんは、実写風。このあたり、面白いですね。

 

あちらさんにも、こっちにも「人形劇」は大昔からあります。なかでもチェコの人形劇は、日本の人形浄瑠璃のように、人形と人形を操る人の「区別」がありません。

 

こうしたゲームには「操る」「操られる」が明瞭には区別できないような奇妙な感じがあります。ここでは「選択」は「結末」を保証しないのです。ま、予想通りにはならないですね。

 

僕は、そこに日本やチェコの人形劇がもつ、「演者」と「人形」の関係をちょっと感じるのです。「演者」は演じさせることで人形から影響を受けます。その磁場でミラーニューロンという現象は結構奥深いものをみせる、起すように思うのです。

 

「おのれ」と「他者」その峻別をあいまいにする「人形劇」。僕はこの手のゲームをするたびにそんなことを思うのです。