発売延期を乗り越えて世に出たゲームです。ナンバリングがされているとおり、4作目です。大規模地震という状況がゲームの舞台になっています。開発中断がPS3の時代だったので、作りの古さは否めません。しかし、それでも「志」はびくともしていなかったと思います。
ゲームの「後日談」とは珍しいですよね。ご存じのようにこれは開発が間に合わなかったから、とも言えます。
しかし、それでも、「震災後」を描くというその姿勢に私はとても心動かされるのです。
で、間に合わないので、例によって、今回の配信は「前半」となりました。あははは。予想していましたよね、購入したみなさま。
例によって、しょーもない選択肢が出てきますが、これは「お家芸」なので、てきとーにスルー(笑)。ゲームとしてなにか仕掛けがバシバシというワケでもなく、淡々と進みます。
それが良いです。
日常に戻るというのは、特別な何かが起らないという事ですから。何も起らない。それでも、人は変わってしまっています。地味ですが、いや、少しの「変化」ですが、それゆえに心打たれるものがあります。
ゲームをプレイした方は、やっていると思います。この待った時間が、なぜか「ゲーム上の震災後」という時間経過と重なって、奇妙な体験をしている感じがします。
私たちは、「3.11後」どこにたどり着いたのでしょうか。そもそも、自分の生活を今「3.11後」という時間軸で生きているのでしょうか。