ライトノベル
音楽ものが読みたいと思って、電子書籍サイトをうろうろしていて、粗筋でこれはと思って読み始めました。 すぐにこの文章の感じは以前に読んだことがあると思って、作者を確かめてみました。そう、著者を気にしていませんでした。 やはり、杉井さんでした。…
気になっていたラノベをまずは1巻読んでみるということを続けています。この作品は想像以上に硬派でした。そのスピード感、緊迫度の高さでぐいぐい読ませてくれました。これは続きますよね。 地球外生命の侵略で追い詰められた人類は、特殊金属に囲まれた城…
原案 KEMU VOXXというのはどういうことかと思ったら、ミュージックビデオなんですね。驚きました。 www.youtube.com この小説、随分前から読む予定に入れていたのですけど、やっと読みました。僕はSFと感じました。小説では大昔からある「迷い家」とか隠れ里…
ライトノベルは異世界ものが飽和状態みたいですけど、そんな中でも設定をうまく生かした作品がいくつもできているようです。この作品も「その手があったか」と思いました。 異世界にこちらの世界の普通の洋食屋への扉が7日に一度現れる。 なーるほど、異世…
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』で始まるライトノベルのシリーズです。その変わったタイトルのせいで気にはなっていまして、電子書籍の「あとでね」にずっと置いてありました。休日に配信サービスのリストのアニメの中にそのタイトルを見つ…
ラノベでは、設定の面白さ、筋運びの良さで人気になるものと、文章の良さでそうなるものがありますね。これはどちらかと言えば後者かなあ、と思いました。 例によって「ねーよ帝国主義」です。再度説明しますと、「そんなヤツいねーよ」「そんな女の子イネー…
魔術魔力による動力でその活動を維持していた人間は、それを支えるわずか二万人足らずの魔術師たちを搾取していた。その状況に魔術師たちは反発し、ついに実力衝突となる。それは魔術対科学の戦争だった。戦いは魔術師たちの敗北で終り、彼らは科学の研究対…
学校でも家庭でも冷たく漂うようにそこにいる、という感じの主人公。ある日、クラスメイトの少女が自殺したと聞く。彼には思い当たることがあったのだ。その思考が定まらぬなか、やはり群れから外れている同級生男子からタイムスリップを引き起こすという錠…
地方都市、音楽に目覚め、その才能を開花させようとした少女が事故で亡くなる。後悔の日々を送るバンド仲間であった主人公は、遺品として彼女が思いついた歌の歌入れに使っていたスマホを受け取るが、なんとそこに彼女から電話がかかってくる。彼女は「向こ…
ネット上の灯台としてありがたく読ませて頂いている「超ゲームウォーカー」さんのおすすめのラノベですから、読まないわけにいきません。購入からちょっと時間が過ぎてしまいましたが、たのしく一気に読みました。 gamewalker.link 『アビス』や『エイリアン…
親から虐待されているらしき女の子の一人称場面から始まります。次に自分の中に三人の人格がいて、「彼ら」が交代に現実場面に対応するという少年の一人称、というべきなんでしょう、場面に移ります。 このふたりが出会い、別れ、そして再会します。いじめら…
『ソードアートオンライン』を読んでいませんでした。PS4のゲームを2本も持っているのに。。。概略は知っていますって、有名ですから。 どうせ読むのならば、どうも先行作品として有名らしい『クリスクロス』をあわせて、その世界観を味あおうと思いました…
温故知新。僕がライトノベルを読み始めた時点でジャンルを代表するヒットと言われたものを読んでみる、のシリーズ。 ロボット戦闘、秘密組織、オーバーテクノロジー、美少女、学園もの、、、ということでしょうか。ごった煮という感じはしませんで、これはハ…
全国制覇を狙うコンビニ最大手ヘブンは四国に根差し地域共存を掲げて経営していたコンビニチェーン、レガシー壊滅作戦に出る。戦いはし烈を極め、コンビニ戦士と呼ばれる者たちに過酷な選択を強いるのであった。 作者のコンビニ勤務経験を下敷にしたガンダム…
ゲームが成熟期を迎えているのではないのかなあ、と遅れてきたゲーム好き老人は思うのです。で、もともとはそのゲームのノベル化みたいなのがお得意だったライトノベルも同じ現象が起きているように思います。 ゲームの「設定」自体に自己言及しているみたい…
主人公女子は中学生にして文学賞を受賞した天才少年の挑発に乗って、「恋愛ものの取材対象」のような契約を交す。高慢ちきな少年作家に反発を感じていた彼女も作品を読むことで創作の魔法にかかってゆく。。。。 で、良いのかなあ。。。。。ねーよ帝国主義女…
母親の故郷に転居転校した主人公男子。あらゆることが常識はずれけた外れでとまどい振り回される日々。ここって過去に漂着した地球外生命の子孫の作った場所らしい。 ライトノベル的に「ねーよ」くらいにできる主人公が、転居先であっさり平凡以下になってし…
なんてタイトルだろうかと思いましたら『ざるそば』の作者さんだったのですね。運営が逃げ出し、宣伝したステージも未実装、おまけにユーザがリミットを切りそうで、サービス停止寸前の状態のオンラインゲーム。そこに参加していた主人公はゲームマスターに…
この作品も有名どころですよね。ホラーっていうべきなんでしょうか。不気味さとか、閉鎖的な空間で行われる息苦しさとか、なかなか読ませますよね。そして、異常心理へのアプローチが新しかったのでしょうか。 話は登場人物の視点で描かれ、その視点が移動す…
ライトノベルを読み出してしばらくたちますけど、有名どころは読んでいませんでした。このシリーズは色々なことの初めとされていましたので、興味深く読みました。 読みはじめて、あれ?なんだか普通の学園モノの話運びに意外な感じがしました。確かにしっか…
まさかの「ベネズエラ ビター」「プリンセス ビター まいす マイスウィート」の続編って、本当にそうですね。 タマシイビト、イケニエビトの終りなき物語。ですけど、今回は、記憶をめぐるサスペンスとなっています。 最初は正直ちょっとダルイ感じがしまし…
ギャグ、特にナンセンスギャグは揺り動かないポリシーが必要です。正面切って設定された人物やらなにやらを簡単に置き換える程度では本歌取りにもなりません。元ネタを逆照射することで、元ネタが持っていたテーマ性を先鋭化するくらいの根性がなければ、単…
ライトノベルには天才しかいないのです。 いくつかライトノベルで、ですが、音楽ものを読んできました。どうも納得できる作品に出会えませんでした。実はこれはまんがでも同じでした。たまたまそういう巡り合わせなのかもしれないですけど、こうも出会えない…
『ボイス坂』高遠るい 著 イラスト 声優になることに目覚めた主人公。あふれる自信をもって進んだ専門学校。しかしながら現実との摩擦。あしたはどっちだ。 声優というのはアニメの現実への担保なのかもしれないですね。生身の彼らが虚構のアニメの現実性を…
長かった。ねーよ帝国には天才しかいないんですね。 ーーーーーーー。 それだけかよって、それだけです。はい。学校一番のかわい子ちゃん、それもふたり、に好かれる主人公は、そのふたりをカメラに収める特権も持っている、というまさにねーよ帝国主義の理…
人気売り上げ低迷への対策として若いスタッフが考えたのは、「オートレース萌え化」という時流に乗りたい願望丸出しの企画であった。しかし、それは従来のファンはもとよりオートレースに関わる者たちの反感を買うだけだった。そこに紛れ込んでしまったのは…
「欝展開」と言った方がいました。なるほどです。ファンタジーというのは僕には「時代劇」なんです。 若い年代には江戸以前とかはもうなじみがないのだと思います。周囲からそうした「歴史」がすっかり姿を消してしまい、どちらかといえば西洋風なものばかり…
小説ガンパレの最終巻。あとから来たファンである僕は榊ガンパレこそガンパレなのです。なにしろまだゲームの方はやり終えていないどころか、やりはじめの段階なのです。つまり、僕は小説としての面白さでずっと読んできたわけです。 再び九州を舞台にした戦…
全国民必読の書も11巻です。電車で読みましたけど、笑いをこらえきれませんでした。はい。 べっきーの結婚雑誌の話といい、良く調べたなあ、と思うと同時に、これが笑えるって、実は深刻な問題かも、と思いました。現実で行われていることが、ちょっと視点…
ねーよ帝国主義による一種の学園異能バトルもの。長かった。おもしろくないのかといえば、面白いのですけど、なにしろずっとライトノベルを読み続けているのでいささか食傷気味になっていまして。 相変わらず、世界の一大事なのにご近所で物事が進みますし、…