海辺の風景

海野さだゆきブログ

趣味も年をとる その3昔の名前で出ています

プロダイ難民(承前)

というわけで、しばらく走ったのですけど、オリジナルのシャフトを研磨して使うのが最善じゃないのか?と思ったのでした。

 

なにしろ自転車の精度はたいしたことがないらしいのです。具体的な精度はどんなものかはわかりませんが、ハブの虫食いって、見た目はすごいですけど、たいした深さの傷ではないのでは?と思ったのです。

 

「ハブ、球押し、研磨」で検索すると、やっぱりやっていた人がアマ、プロともにいらっしゃいます。やろう!どうせあと10年くらいしか乗れないのだし、、、、

 

困るのがシャフトの固定です。幸い元気な電動ドリルがあるのですけど、チャックにはシャフトは入りません。考えたのはシャフトのクランク固定のネジ穴に両ネジを突っ込んで、このネジをチャックに固定する、でした。

 

現物を持って、前に進めないほど強い北風の中、あそこにはあるだろう、と思われた10km先の巨大ホームセンターに行ったのですが、M8の1.0mmピッチだったんです、ネジ。がーん。置いてないんですよ、特殊なネジって扱いなんですよ、一般的なところでは。

 

前にもステムのネジがこれで、適合するナットがなくて、結局ネットのネジ専門店で購入ってことがありました。ありゃあ。。。。

 

仕方がありません。ピッチが合わなくても、少し入りますから、それで固定することにしました。

 

やすりはダイアモンド研磨の丸。電動ドリルには遊びがありますので、これが絶妙に押し付け過ぎを防いでくれます。研磨は時間をかける必要があります。

 

映画のビデオを観ながら、ひたすら軽く当てて、削れて行くのを待ちます。2時間すぎたあたりで、虫食いはところどころに針でつついたような傷のみ、っていう状態になりました。やった。

 

あとは耐水ペーパーで磨いて行きます。400、800、1500、もうぴっかぴか。

 

今後はメインテナンスをちゃーんとやってゆくことを心に決めて、シャフトを装着しなおしました。3K-Bはきれいに球跡がみてとれました。カップ、リテナーの精度?強度?が高いのかなあ、と勝手な感想をいだきました。

 

試走。やっぱり、気のせいでしょうけど、しっくりきます。チェーンラインも本来のところに戻ったので変速はスムース。

 

年取ったら、メインテナンスが重要、ってのは人間も機械も同じです。残りの寿命をちびちび使って、余生を楽しみます。