全国制覇を狙うコンビニ最大手ヘブンは四国に根差し地域共存を掲げて経営していたコンビニチェーン、レガシー壊滅作戦に出る。戦いはし烈を極め、コンビニ戦士と呼ばれる者たちに過酷な選択を強いるのであった。
作者のコンビニ勤務経験を下敷にしたガンダム的なおはなし。その愛というかなんというか、複雑な感情が文面に出ていまして、その熱量の高さで楽しく読めました。
コンビニのバイトが勤まればどこでも通用するよ、なんて言葉をどこかで聞いたことがあるのですけど、コンビニのオペレーションにいくら熟達しても、なんらの資格が得られるわけでもないです。ただ、一度に複数のことをやる能力は高まるでしょう。
ただ、ひたすら消耗でしょうね。どうなんです?実際。
次から次へと、とんでもない人が登場してきまして、おいおいってけた外れの行動をするのですけど、、、多少の誇張はあるにせよ、なんだか実際に居そうですね、こういう人たち。
惜しむらくはバトルの本番が描かれていないことです。これだけの文章量を費やしてもなお序章なんです。いやあ、惜しい。続編はどうなんているのでしょうか?
はい、街起しの活動として現在バリバリやっていらっしゃいます。「その後」はなんと、フルカラーのまんがとして読めます。
そうなんです、「その後」はリアルに鶴ヶ島で展開中なのでした。いやあ、素晴らしい。