海辺の風景

海野さだゆきブログ

ペルソナ25周年記念展覧会 ところざわサクラタウン

p-ch.jp

 

 

東京が36度超えの6月30日、公共施設で暑さをかわし、ゆっくりとたのしくすごすには、と思ったら、目に飛込んできました。

 

「ペルソナ」シリーズが人気ゲームであるとは知っていましたが、ホラーなのかなあ、ホラーは苦手だなあ、とちょっと敬遠していました。。

 

さて、埼玉県は県境の所沢市の、武蔵野線東所沢駅から、灼熱のなか10分ほど歩きますと、地球圏外からこの地に突き刺さったかのような建物が見えてきます。なんか多摩地区南部にあった「セミナーハウス」のように、見ていると上下感覚がゆさぶられる建物です。

 

ペルソナシリーズは4を、なんと去年はじめてやりました。ホラーといえばホラーですけど、「サイコサスペンス」ですね。

 

驚いたのはユングとかの心理学の詳細な講座が用意されていることでした。ペルソナって、ユング心理学のそれなんですねえ、、、、

 

これでも50年前にユング心理学に出会った、私です。NHK教育テレビ大学講座を偶然にみた私はそのころ色々と考えていたことと、同じ様な方向でものを考えている「学問」があるのにとても驚いたのでした。早朝の番組でしたけど、早速テキストを買い、講師であった河合先生の著作をなけなしの小遣いで買い、とてもエキサイティングな経験をしたのでした。

 

で、大学は心理学専攻、、、、だったのですね、、、わたし、、、、。

 

ゲームでユング心理学に再会するとは思いませんでした。はい。まんがでは『月の光』なんていう面白いアプローチのものがありましたけど、、、、

 

人間の闇にユング心理学を手がかりに迫ってゆくというコンセプトはとっても面白かったのでした。絵も独特の魅力があって、好きになりました。

 

5はそうしたアカデミックな雰囲気は後退しましたが、サスペンスとしては魅力が増大していまして、これまた熱をあげてやりました。

 

さて、展覧会は作品の紹介を多角的にしています。やっぱり絵はうまいというか、すごいですねえ、あと、なんといっても「企画書」に心うたれました。いいですよ、もっと読みたかったなああ、、、簡潔ながらも説得力に満ちた文章、、、いいなああ、こういうのを書くヒトが作るゲームだから面白いんですよねえ、、、

 

巨大な「ペルソナ」はすんごい迫力ですし、制服も再現度が半端ではないです。じっくり見れば見るほど楽しくなる展示だったと思います。

 

グッズは山程買いたかったですけど、私は無印も2も、3もやっていませんので、その購入が先だなあ、と思って家路につきました。

 

会期はあと少しです。灼熱の午後、所沢へ!