ずっとアパート住まいなので、ずっとメインはヘッドフォンでした。しかし、音楽というものはやはり空気、空間を震わせて、耳に届くものなのは確かなのです。いくら高音質のヘッドフォンでも、震わせる空気の量はスピーカーにはかないません。
今までスピーカーはBOSE 301を初代から3代目くらいまで、その後はROKSANの小さいスピーカー、それがへたった時にユニットだけFOSTEXに交換という具合いに使っては来ましたが、ここのところはスピーカーは全く使っていませんでした。
しかし、年中ヘッドフォンですと何かこう圧迫感、閉塞感があるんですね。何かよいのないかなあ、と探していましたら、ようやくそれらしきものを発見しました。
PCが再生機になってから何年もたっています。選択肢はPC用になります。BOSEが候補のトップに上がってくるのですけど、ヘンテコなものが好きな僕は別のものを探し続けていました。
もうスピーカーはいらないかなあ、とさえ思っていた今日このごろ、あれ?というものを発見。それがVECLOSシリーズです。なーるほど変っています。サーモスの保温ボトルは毎日3本使っているしって、関係ないですね。
結論です。
これでいいじゃないですか。Desktopですから。低音ずどーん、とか降り注ぐ高音とか、いらないですから。そういう場合はタンノイとか選択します。もしくはEVとか。だってベース用にプリもパワーもモニターもありますから、それを鳴らせばよいのです。でもアパートでそれやれませんよ。
セットアップはきわめて簡単。Bluetoothも簡便になりました。ヘンテコな形はよいです。いやあ、本当に保温ボトルにスピーカーくっつけた、ですよ(笑)。
音は「箱庭」です。良いですよこの感じはDesktopですから。Windows10の設定でBass boost、疑似サラウンドを有効にさせますと、なお「箱庭」感が増します。
え?音がぺない?(ぺたんこって意味です)。いやあ濃厚なのは必要ないですDesktopですから。「ながら」聴きですから。フォーレの室内楽とか広がりが心地好いですよ。
音を聴くのではなく、音楽を聴くって、そういう方向ならば、これよい選択です、はい。他人に見せても「あいだあ、おまえどうしたんだよ、なんじゃこりゃー!」間違いないです。どこから音が鳴っているの?って聴かれますよ(笑)。
ちなみに僕は白を選択しました。ますますスピーカーっぽくなくてよいですよ。