温故知新。僕がライトノベルを読み始めた時点でジャンルを代表するヒットと言われたものを読んでみる、のシリーズ。
ロボット戦闘、秘密組織、オーバーテクノロジー、美少女、学園もの、、、ということでしょうか。ごった煮という感じはしませんで、これはハードボイルド、アクションものというのが読んだ印象です。
文章はとてもスピード感があって、どんどん読み進んでしまいます。途中沢山出てくるミリタリーな蘊蓄も割りとあっさり読めてしまいます。文章のスピードって何?ということで言えば、簡潔な説明ということでしょうか。
主人公、その所属組織、その敵、などの詳しい説明はありません。すべて謎のまま第1巻は終ってしまいます。その後ロングヒットとなったのも続きが読みたくなるこの展開だったからでしょうか。
まあ、「殺人マシン」みたいな経歴を匂わす主人公が、天然?なヒロインに接するうちに、人間味に目覚めるというあたり、年齢が10年上だと大分違った描写になるのでしょうけど、何しろ高校生ですから、「若さゆえ」にどこかしら切実過ぎる感じですね。
もちろん、先に挙げました各種の要素は「これぞ中二病」というに十分です。ねーよ帝国主義全開。ここまでくればあっぱれ。読ませてくれます。シリーズとして長く愛された理由はよくわかりました。とっても面白かったです。え?もう1巻終りなの?という。はい。