まさかこの21世紀、アルバムの1曲目冒頭で「ファイアー」なんてシャウトを聴こうとは思いもしませんでした。こてこて60年代ブラックミュージックです。暑苦しいです。
なんとこの女性歌手、北欧スウェーデンの方だとか。ちょっと前にジェスストーンは聴きましたが、その時はそんなに驚きませんでした。昔をリスペクトする歌手は常にいますし。ところがラジオでこのジャスミンさんの歌声を聴いたときにはびっくりしました。
いなたすぎる。
聴いた番組がNHKの「ラジオマンジャックショー」。ゲストに内田勘太郎さん、という時でしたので、このレコードがなんとチェスレコード直系サウンドなのだと解説がありました。チェスさんの息子さんのプロデュースなんですね。これは大変だ、と早速購入しまして、1曲目。
モノラルかよ
思わずヘッドフォンのジャックを差しなおしました。ステレオです、ステレオなんですけど、どうにもモノラルにしか聞えないんです。単なる懐古趣味ではなく、すざまじいパワー感がそういう錯覚をさせるのです。
大阪の大西ゆかりさんのご親戚でしょうか?ま、でも、このごっつい感じはチェスレコードですよねえ。。。。いやあ、参りました。アレサから自由だという感じも良いです。アレサを目指すとだいたいコケますから。
しかし、男で失敗してどん底、異国でよみがえった、とか。いやあ、生き方がモノラルですよ。
演奏もとってもよいです。わざとらしく昔っぽく演奏なんていうの、ほんと聞き苦しいですから。
しかしまあ、このリバーブのかかり方、もう血が騒ぐんですよねえ、気持よい音って実はそうは変らない、そう思います。はい。