海辺の風景

海野さだゆきブログ

「太陽で台風」はむばね著 岸田メル イラスト

溜め込むと感想が薄くなるので、読み終えた時点で書くことにしました。

 

ライトノベルに登場する女の子は「こんなのいねーよ」、通称「ねーよ」(「それでも街は廻っている」参照)、のオンパレード。今回はその極めつけかもしれない。

 

ひそかに「ヒーロごっこ」と名付け、人助けをしていた主人公は、不良に、この不良って言葉がすでに失効しているかも、からまれている少女を助けた。

 

翌日、主人公はこの少女から「好きだ」と告白を受ける。それも校門で、それも大声で。

 

「ねーよ」。

 

彼女の快進撃はとどまることを知らない。お弁当。ファーストネームで呼んでくれ、一緒に帰ろう、家に行こう。。。。。

 

「ねーよ」。。

 

主人公は当惑、振って涌いた状況を受け入れられない。

 

道道場で素晴らしい腕前を見せる。道場のアイドル。

 

「ねーよ」。。。。

 

しかしまあ、ここまで来ると、爽やかでさえある。

 

 僕も「ねーよ」「ねーよ」と言いながら最後の最後まで来ちゃった。

 

うれしさや好意をそのまま口にするのは難しいかと言えば、違う。はい、違いますよ、出来ますし、やってます。だってその方が人生楽しいから。

 

しかしま、ヒロイン君、日本の女子集団から浮まくる可能性大。。。だなんて思うのも野暮。これはこれで素直に「これでいいのだ」と楽しもう。

 

え?これ「2」があるの。。。。早速購入手続き。また「ねーよ」と言いながら読むのかな。