僕は中学生の時から曲を作ってきました。2、3の栄光はあるものの、下手の横好きです。演奏、録音も自分でやってきましたので、その遺産が結構残っています。
カセットテープで。MDで。
大学生の時にはすでにPCM録音をやっていました。あったんですよ、ソニーの製品にビデオデッキを使う録音方式が。なので、アマチュアとしてはそれなりの録音ができていました。もちろん中身は下手の横好きですけど。
コンピュータにはデジタルデータとしてとっておきましたけど、いよいよモノの断捨離が進むに、カセットデッキを処分することになりました。そこで改めて96kHz24bitで取り込みました。
買ったときには16万円くらいしたTEACのデッキ。ずっしりと重い日本製のTDKのカセットテープ。カセットデッキとビデオデッキ+PCMでの多重録音でなんとかクオリティを上げようとした、まさに遺産ですけど、
ずっと色々なものを処分して来て思うのは、なくなってみるとなくてもよいものだったことが分かることです。「これだけは死ぬまで持っている」と言っていたものも処分すれば「別に困らなかった」という結果でした。
思い入れというならば青春を費やしたこのカセットテープたちは思い入れしかないわけですけど、所詮自分のなかの思い出にすぎないわけです。普段聞き返さないですし(笑)。
ばしばし処分。
青春時代の録音を聴くと、もう全部録り直したくなります。角松さんの気持が分かります、レベルが違いすぎますけど(笑)。
こうやって過去はモノからデータ、データから思い出になり、消滅して行くわけです。なんか身軽になってゆく感じは確かにします。
これでよいのだ。