還暦がどんどん近づくにつれて、しみじみ感じたのは「趣味も年をとる」ということです。
僕がずっと通勤に使っているランドナーは実は妻の自転車です。26年前にフルオーダーしたものです。当時の僕の自転車へのこだわりが詰まった1台です。
基本的に部品をあまり替えては来ませんでした。そして、メインテナンスはほとんどなされておらず、コンディションは悪い状態でこき使って来ました。
手入れをしたのは、タイヤ、チューブ、カンチブレーキ、前後のディレーラー、フリーくらいです。
あと何年乗れるのでしょうか。つまり、高齢になった僕は自転車が漕げる状態なのでしょうか。
先日ハブのグリスアップを久しぶりにしたところ、コーンやベアリングの球の痛みが来ているのに気が付いて、部品交換をしました。これが大変。ベアリングの球は超高精度の球の舟辺精工さんのG3というとてつもないものを調達しました。困ったのがコーンの方。大昔のシマノなので、近い部品があるだろうと思っていましたが、これがさっぱり分からないのです。
仕方がないので、片っ端から注文してみました。リアアブには虫食いがあって、絶対に交換なのですけど、微妙に違うんです。どうしても1ミリ違う。。。。廻り止めのワッシャをはずしてなんとか合わせました。フロントハブは、虫食いがある片方だけ替えるに留まりました。
問題はずっと手をつけていなかったボトムブランケットです。スギノのプロダイにTAリングという組合わせのダブルなんですけど、BBはもうぼろぼろなのが予想されるので、交換候補を探したのですけど。
ない。。。。。
四半世紀が経過した今、年老いた自転車の年老いた部品に「跡継ぎ」は居なかったのです。なんか身にしみました。
どうしよう。。。。BBどころかクランクセットもろとも交換か。。。。いや、やっぱりプロダイ+TAは替えたくないなあ。。。。
この自転車をオーダーしたお店も、すっかり今風のロードメインの姿勢になっていまして、相談できない感じなんです。以前、フロントディレーラーのバンド止めタイプを探しているんですって、相談したら、若い店員さんは、今時もうないですよって、、、、ああ。。。。
苦闘は続きます。。。。。