海辺の風景

海野さだゆきブログ

「装甲騎兵ボトムズ」再見

実は全話、ちゃんと観ていなかったのでした。DVDセット購入も考えていましたけど、ふと配信でみることにしました。30日パック。これ、時間に余裕がありそうですけど、なかなか毎日観ることができず、休みの日にまとめて観ることになりました。

 

テーマソング、いいですねえ、織田先輩ですねえ。かっこえー。。。。。

 

え?こんな話でしたっけ?

 

壮大なメロドラマじゃないですか。いや、メロドラマはいいんです、でも、これ子供向けのロボットもの。。。なんてスタッフははなから考えていなかったんですねえ。。。いやあ、それはすごい。客に媚びでいないですねえ。

 

だって、あなた、「逃げて」ですよ、道行きですよ、男女逃避行ですよ。ありえない。

 

まあ、話は、いろんな映画から引っ張ってきてるのが、あからさま、ここまでくると爽快でさえありますね。煎じ詰めると「反戦ブレードランナーってところでしょうか。

 

しかし、当時心的外傷なんて、ばーんと出して、誰がわかったでしょうか。あれ、結構いやーな話ですけど、ちゃんとやってますよね。そして、仲間たちをはじめ、出てくるおっさんたちのリアルなこと。爆笑ものですね。これならばフィアナが演歌なのもむべなるかな、です。彼女までリアルだともう、殺伐としすぎますよね。

 

まあ、これもよく言われていることですけど、寡黙な主人公ってことになっているキリコはよーくしゃべりますよね。

 

あたしは、イプシロンの勘違いぶりが笑えなかったですねえ。ああいう男だらけですよ、日本は。もうこの年齢で観ると、あまりにリアルで爆笑レベルものです。「メスは飛び去ってしまいました」。

 

ロボットというより、「装備」なんですね。もう、ばしばし破壊。

 

で、僕は「レイズナー」で、初めて高橋監督のテイストを知ったくちなんですけど、やっていることは、ボトムズ当時から変らなかったんですねえ。監督、一本筋が通ってます。

 

でもまあ、洗練度からしても僕は「ガサラキ」がすきですね。

 

ただ、センスのよい音楽、出典がよくわからない曰くありげなもの、メロドラマ、リアルな戦闘、おっさんだらけ、と魅力たっぷりですね、高橋監督。

 

楽しかったです。いま、書いているモニタの下にボトムズ鎮座してますし(笑)。