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海辺の風景

海野さだゆきブログ

「桐野くんには彼女がいない!?」川口士 著 美弥月つかさイラスト

ライトノベル

なんとも不思議な感じでした。最初はゆるーい部活の描写が続き、そういう間延びした話なのかな、と思っていましたら、主人公突然「異能バトル」。。。。。

 

美少女は揃っていますし、三角関係というかハーレム展開ですし、異能バトルですし、伝奇的な設定へと突き進みますし、と要素は揃っていますし、それぞれの要素もちゃんと描き込まれているとは思うのです、思うのですけど、何でしょうか、盛り上がらないのです。どうして?

 

テンポってやつでしょうか。例えば、伝奇的な土地へ向かいますけど、その新幹線車内でマージャンをするんですね、そこに筆がとられてしまって、なんか、これから曰くありげな土地へ行くぞおお、という緊張感が生じないのです。

 

主人公の異能が発揮される、つまり読者にとっては初めて分かる、まで延々とゆるーい部活の描写なんですね、だから緊張が高まらないのです。

 

と、この調子で話が進むので、主人公以外の美少女たちへ感情移入がばっちりだぜ、ってな状況なのに、全然盛り上がらない、、、、盛り上がれない、もっと乗せてくれよって、思うのですね。

 

キャラクタの描き方はよいと思うのです。なんかこう生身を感じるところまで来ているとは思います。はい。でも、段々と緊張が高まって行くっていう風に持っていってくれないので、ちょっとしょぼーん、なのです。もったいないです。

 

ホラー映画が全部そうなように、ちょっとみせては消え、ちょっとみせてははぐらかし、という風に段々と盛り上げる演出を身につけてくれたら、いい感じになる、そう思いました。僕的にはレナ萌え不成就で、不完全燃焼という残念が残りました。

 

テクニックは必要ですよね。あざといテクニックは。