「アンダカの怪造学」の 前日談。主人公は爆川ちゃん。。。。。本編では大人な皆さんの青年、少年時代。。。。。
いやあ、実は「アンダカ」苦手だったんです。ちゃんと10巻全部読みましたよ、でもね。何故かというと
子供が悲惨なんです。僕は子供が悲惨なのはどうにもつらい。
この番外編でも子供は悲惨です。どうしてこういう話なんでしょう。作者も書いているうちに年齢を重ねて、今回、青年期のみなさんは結構饒舌に大人の理屈を口にするんです。
「子供だから。可愛らしいから。生きているだけで素晴らしいから。そんな御為ごかしで甘やかされて、無条件に愛される時代は終わる。(中略)
私たちは大人になってしまったのだから、先の大人たちにこの世界を託されて、維持していく義務があるのだから」(第1巻196ページ)
うーーーーん。これ、きついことを言うようだけど、子供から見た大人って感じです。
伝統芸術とか伝統暖簾を受け継いだ人は、間違いなくそう思って生きていると思います。けれどもルンペンプロレタリアは?そんな責任感じている?
残念ですけれども、いません。
自分の「持ち場」を守って、命を落とした大勢の皆さんを思い出すこの三月十一日に、僕は残念ながらそう言うのです。
もしかしたら、日日日さんの言葉は、そうであってほしい、そうありたい、そういう願いだったのかもしれません。
僕もわずかですけど、義務を最後まで果たしたいと思います。