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海辺の風景

海野さだゆきブログ

ライトノベル読書記

ライトノベル

「emeth 人形遣いの島」月島総記 著 こうたろ、桃山ひなせ イラスト

人形とあるけど、ゴーレムのことです。この舞台島ではゴーレムが作られています。ただし、その製造は「教会」に特権的に独占されてます。その技術を学ぶ学校もあるけど、入るのは難しい。主人公はジャンクから非合法にゴーレムを作る稼業を手伝っています。いつか、自分のゴーレムを動かしたい、と。

 

教会は過去に起った事件の真相を隠していました。その真相を巡って事件が勃発、主人公はそれに巻き込まれます。

 

いやあ、2段組み400ページちょっと、だけど、読ませます。ご都合展開はなく、結構シビアな話。大冒険活劇ですよ。お勧めします。強力に。

 

ただ、僕はエリーちゃんにちょっと、ついてゆけなかったかなあ。。。。というか、ゴーレムって、ま、そういうことなんだけど。。。。

 

「スーパーロボッ娘 鉄刃23号」舞阪 洸著 ゴロボッツ イラスト

ある日突然美少女と遭遇する、ライトノベルのみならず、アニメだあゲームだあ、この設定の多いこと。とある知り合いさんがこれを「落ちモノ」と呼んでいるそうで、僕はいたく感心しました。

 

で、この話は典型的な落ちモノなんですけど、けど、けど、違うのは、美少女が完璧女子仕様のロボットだという点。

 

で、この美少女完璧女子仕様ロボット、開発者の博士の好みで、エロトークがばんばん出てくるという。。。。。。。

 

ああ、そういう男子の夢の実現ね、で済むと思うでしょうけど、ちょっとひと味違う。ま、「妹」奪還のための海外行きはちょっと無理があるかなあ。。。

 

あ、大丈夫、大丈夫、ライトノベルで、ちょっとした下ネタ洪水くらい大丈夫でしょ?読んで楽しめますよ。やっていることは「アイアンジャイアント」と同じなんですね。

 

なんか、読後感がよかった。お勧めです。

 

「特別時限少女マミミ」斧名田マニマニ 著 wingheart イラスト

魔法少女もの、と言ってよいです。ここのところの魔法少女モノはトーンが暗いようですけど、この作品もそういう感じです。

 

まずは主人公のいまどき言葉に慣れないと先、読めません。僕はあんまり気にならなかったな。だって、自分の回りをぐるぐるしちゃう人ってむかーしからいるし。

 

パートナーのこころに分け行って「武器」を取り出す、という設定。これ、深いねえ。。。。。取り出す側と取り出される側の事情によって、取り出せるものは変ってしまう。。。。これ、深いねえ。。。

 

百合?官能?そうなの?押井さんの「アバロン」の「未帰還者」たちと同じ状況が彼女たちにはある、ので、そういう「味付け」は全然きにもなりませんでした、はい。

 

魔法少女禁止法」ほどではないにせよ、結構シビアですよ。そのつもりで読みましょう。

 

wingheartさんのイラストってだけでも買い、です。

 

「バベロニカ トライアル」海羽超史郎ふゆの春秋 イラスト

むずかしい話です。数学の演算、だよね、それを計算機でやる。計算機といっても現在のノイマン型ではない。ものすごく大掛かりなもので、都市まるごと装置、みたいな規模。

 

そこで過去に起った事故を「検証」すべく、天才的少女が都市にやってくる。事件は再現される。

 

うーん、なかなか面白いSFです。この科学的な部分と日常描写の落差がまた面白い。でも、世界に統一感がないっていう感想が沢山出てきそう。

 

シリカを敷き詰めたところに結晶体がレースをするみたいに解をもとめて演算して行くって、とてもビジュアルだけど、もちと「見立て」ても良かったのじゃないかなあ。擬人化とか。

 

だって、将棋って、ある解をもとめる演算でしょ。それに気が付けば、って、素人考えなのかな。僕は将棋に読み替えて理解したんだけど。。。。さて。。。

 

「モーテ」縹けいか 著 カズキヨネ イラスト

ヨーロッパ映画のような、ちょっとミステリアスナ恋愛もの。なんじゃそりゃ?って、

 

人と人の関係が結構ドライ。そして、お互いをぶつけ合うような男女のやりとり。そこかな。

 

どうも僕ら東アジアの海沿いの人間は「お互いが染み透って行くような」感じで恋人になったり夫婦になったりするのが好きだと思うのだけど、もしかしたら僕の勝手な妄想かな。まあ、大陸系の人はまた全然違う感じだろうなあ。

 

で、このぶつけ合うような感じも良いです。ただ僕はそうじゃないってだけで。

 

複数視点で描かれ、そこがサスペンス的スピード感を生んでいる。なかなか読ませます。お勧めできます。

 

さて、怒涛の購入で当分読書です。なんか1日1冊読んでいるという強者様がいるようで、ライトノベル恐るべし、です。

 

ただ、僕は作るのが好きなので、いえ小説は書きません、いつまでこの受け身状態が続くかと言えば、そう長くはない、と思います。