東京新大久保、中古楽器店にSkjold Design Standerd '92があるとデジマートで知ったので、出かけるついでに行ってみた。軽量、音の伸び良好、5弦の鳴りも良い。約20万円の中古。しかし、あまりの放置状態のセットアップに実力は不明。
Youtubeに工房紹介ビデオもある。
http://www.youtube.com/watch?v=wvmHoKA4SwY
ボディはとても小さい。インタビューを聞いてみると、ご本人が小柄な方なのでジャズベースでも大きいと感じていて、小さく作った、とのことの様だ。
トップとバックの張り合わせ。丁寧ではあるけど、大味な感じはアメリカンかな。ネックポケットは深く、ボルトで5本締め。しかし、そのボルトの穴が深く、ボディとの結合部分は割合薄いかもしれない。これが良いのか悪いのかは分からない。ボルトは6角穴。かなりがっちりしている。
ネックはCシェイプっぽい。オイルフィニッシュ。感触は良い。ヘッドには角度ではなく、段差がついている。ゼロフレット付き。35インチだけど、ボディが小さいので1フレットが遠くには感じない。ハイポジションまで弾きやすい。気持ちよく弾ける。
ただ、この単体、ネックが反っていた。5弦方向に。トラスは効くのか分からない。なにしろ弦の高さがありすぎ。なんじゃこれ。弾きにくい。ちゃんと調整すれば大丈夫なのか分からない。このあたり、商売としてどうなのかな。20万円をぽーんと出せる人ばかりじゃない。慎重にならざるを得ない。
ピックアップはソープバー2つ。よく音を拾うし、ノイズもない感じ。でもねー、アンプがエデンの古いやつで、キャビネットは不明のもの。いかーにもベースアンプですう、という音が出ていて、ここでも実力はまったく分からない。
音の伸びは良い。好きだ。5弦とのつながりは良好なので、去年のクリスマスライブで死にそうになった「マイレボリューション」のさびのフレーズが気持ちよく弾けるし、鳴る。
軽量な木材を鳴らす、という方向だから当然下は出ないだろう。その辺りをプリアンプで持ち上げている感じかな。嫌いではないけど、重くはない。密度を期待すると辛いかもしれない。
すごく好感がモテた。買いたいなあ、と思ったが、いかんせん放置状態では判断できない。ましてやベースアンプですうセットでは実力はまったく不明。惜しい。