海辺の風景

海野さだゆきブログ

作曲 水の風景

水の風景 抽象は具体的に具象は抽象的に

武満徹さんの「海へ」は海の英語「SEA」の表記をそのまま音階として扱っているとか、です。ちょっと記憶があやふやなのですけど、Sは「シ」Eは「ミ」Aは「ラ」としてその三つの音を主題にするというような方法です。 これは実は西洋音楽の「どまんなか」なの…

水の風景 インストの場合の発想方法

インストの場合、僕はいくつかのルールを先に決めています。歌とは違いますが、インストもイメージはあくまで言葉が出発点になります。 それにしても、前段階はあります。例えば、「風」をインストにするとします。たぶん一番助けになるのは「動くイメージ」…

水の風景 イメージの方向性

風景を描くことは決まりました。で、次に大きく考えるのは「歌なのかインストなのか」です。 たぶん、ロックとかフォークとかJポップとかになじんだ人はそういう発想はないかもしれませんけど、僕らがよく聴く音楽って、歌かインストかですよね。 最初から…

水の風景 停滞する作曲

「水の風景」という組曲を構想してはや10年以上。まったく作業が進んでいません。やれ時間がないだの、気持が落ち着かないだの、とまあ理由をつけていますけど、本当はイメージが固まっていないからなのです。 ライトノベル風に作曲入門を扱った本でも、と…