海辺の風景

海野さだゆきブログ

で、ネックスピーカーつけてドラムの練習はどうだったの?

HudsonのTommy Igoeさんの『Groove essential』って、電子書籍なんですけど、楽譜をタップすると音源が鳴るのです。すごいですねえ。で、マイナスワンもそういう感じで鳴らせます。

 

僕程度のアクションではネックスピーカーは落ちたりしませんでしたし、演奏に影響はありません。なにせ初心者ですから、タム回しとかしませんし。

 

音量は控え目ですけど、ノリがぴったり合う、合わないの練習がやっぱり一番だと思いました。自分が気持よいノリになっても演奏とずれるとかわかりますし、ぴったり合う感じがよーくわかります。

 

これは僕にとっての正解の練習だと確信しました。飽きません。

 

スタジオにはスネアとハイハット、ペダルを持って行きました。

 

スネアは本当に良い音がします。フルショットしても気持よいです。ヘッドも自分好みですから当然ですけど、、、、やっぱりどんどん鳴らしてやりたいですね。

 

ペダルはDW9000XFにLOW BOYのビーター。スタジオのバスドラムのヘッドがべろべろでリバウンドが、、、(笑)。まあしかたないですね。なんとかダブルは踏めましたけど。

 

ハイハットジルジャンのKですけど、狭いスタジオだとLOW Volumeの方が良いかもしれません。

 

やっぱり楽しいです。ああ、ベースも大きな音で鳴らしてみたくなりました。。。。。高齢者ワンマンバンドは続きます(笑)。

 

あ、うっかり新しく歪みエフェクタ買ってしまったので、でかい音でギターも鳴らしたくなりました。。。。

SC-GNW10にYamaha NS-SW050というサブウーハーをつなげる

ネックスピーカーSC-GNW10のカカクコムでの購入した人のコメントをみると、みなさんサブウーハーを追加して楽しんでいらっしゃる。僕は今までサブウーハーを使ったことがありませんでしたが、ここまでお勧めしているのなら、と購入しました。

 

jp.yamaha.com

丁度キーボードの下にぴったりの空きスペースがありました。あたりまえですけど、結構重たいですね。

 

さて、接続ですけど、SC-GNW10はミニジャック、NS-SW050はRCAです。家電量販店でそういうケーブルを買ってきました。

 

Windows11では子細再生設定を開いて調整します。これ、わかりにくいかもしれませんね。って、スクリーンショットつけろよ、、、、、すみません。PS5だと設定はありませんけど、普通にズシンと鳴らしてくれます。

 

いよいよ火を入れてGO。

 

おおおお、ズシンと来ますね。これ、ゲームだと最高です。アパート住まいの僕だとサブウーハーの音量はかなり絞りますけど、それでも存在感のある重低音を楽しめます。確かにこれはゲームやるなら追加した方が楽しめますね。お勧めできます。

 

案外かもしれませんけど、僕はクラシック、オーケストラものにもぴったりだと思いました。HiFiではないのですけど、臨場感最高ですから。そういう楽しみ方でクラシックを聴く分にはよいプラスアルファだと思いました。

 

『Count me in』マーク ・ロー監督

countmein.jp

ロックドラマーに焦点を当てたインタビュードキュメンタリーです。いやあ、楽しかった。大画面、良質な大音量で観たい映画です。

 

それにしても、池袋で朝の8時からの上映(笑)。5時起きですよ(笑)。眠い。。。。久しぶりに通勤時間帯のターミナル駅を経験しました。僕もこの歩行スピードだったんですねええええ、、、、、、

 

さて、英米のドキュメンタリーのスタイルって、短いコメントを繋いで行くものですから、時間はほんと、あっと言う間に過ぎていってしまいます。

 

もう伝説級の方々、そしてアップで初めて観た、話すのを初めて観た、のオンパレードで、本当に楽しめました。

 

みんな、子供のころに先行する「伝説級ドラマー」に雷撃を受けて、家の鍋釜を叩いて、壊して、親がドラムセットを買ってくれた、という経験があったりします。それも段ボールのドラムセットだったりするんですけど、その喜び様がもう泣きました、親ばかになっちゃいましたよ。

 

あと、女性ドラマーへの偏見を粉砕して、逆にファンにしてしまった話とか、、、良い話が次々に。

 

池袋、初回朝の8時。観客は僕を入れて5人、うち女性ひとり。。。もう「お友だち」「同志」ですよ。夜の回ではプレミアムな音響を楽しめるらしいですけど、十分に良い音でした。

 

ドラマーさんだけが観るなんてもったいないです。是非ロックを愛する、すべてのプレイヤーに観て欲しいなあ、と思いました。

ネックスピーカーシステム SC-GNW10 が楽器練習に最適な件

panasonic.jp

結論から言います。これをドラムの練習のために購入しました。まだスタジオでは使っていませんが、非常に有益なギアになると確信しました。

 

1、耳を塞がないので自分の音も、マイナスワン音源もよく聴えます。

2、無線なので設定、装着が楽

3、両腕が自由なのでドラム演奏に便利

4、耳元で音が鳴るので小さい音量で十分

 

そして

5、Windows11・10、PS4・PS4、そしてアンドロイドで使えます

 

ドラムの練習、行き詰まっていました。せっかくマイナスワンの良い音源があるのに、ヘッドフォンでそれを聞きながらだと自分の音が聴えません。かと言って、スピーカーで鳴らすと全体音量が上がってうるさい、、、、困っていました。

 

で、思いついたのです。ネックスピーカーならば!

 

先行したソニーの製品は以前試聴していましたが、なんか音質がイマイチでしたし、重かったのです。そこにパナソニックから後発製品が出ました。近所の家電量販店で探しましたが現物はありません。もうこれは、良くなっているに違いないと賭けに出ました。

 

良かったと思います。

 

音質については僕は普段サウンドウォリアー、AKGの密閉型モニタヘッドフォンを使っていますので、それらにはかないません。ですが、

 

すばらしい臨場感!

 

久々に空気を震わせる音の聞き方で感動しました

 

これは音楽を「体験する」という製品なんですね。ずっと音のチェックばかりしていて、すっかり忘れていました。エコーが頭の後ろに広がるんです。感激しました。

 

説明書にはありませんが、アンドロイドで使えました!僕が持っているのはレノボの古いタブレットで、OS Version 10ですが、USBで送信機を繋ぐだけで使えました。

 

これで、スタジオにタブレットとこのネックスピーカー持って行けばたのしくマイナスワンで練習できます。

 

TuneBrowser AVX2 をFireface UCX USB接続で聴く

音楽作成はWindows11機でやっています。音楽は大抵CDから取り込んで聴いています。その再生にはずっとfoobar2000を使っていたのですけど、ちょっと困ったことが起こりました。

 

音楽インターフェイスはFireface UCXを使っています。ここは偉いことにずっとファームウエアとドライバを更新し続けているのです。で、せんだって最新版にしましたら音の明瞭さが格段に上がったのです。

 

ところが、foobar2000での再生音がイマイチに感じるようになりました。僕は他にSoundForge Proも使っています。そう、両方ともとても正直なモニター的再生をするんですね。そうなると、昔のCDの音の薄っぺらさが正直に出てきてしまうのです。

 

困った。いちいちイコライジングとかしたくない、、、、なにかこう鑑賞向けの高性能再生ソフトはないものかと探しました。

 

tunebrowser.tikisoft.net

すごいです。やはり設計が優秀なんですね、サイズが軽いし、動作も軽快。すばらしい。味付けはまったく感じないのですけど、とても聴きやすいのです。有り難いですね、才能ある人がこうしたものを作ってくれるのは。

 

フリーでも十分つかえますが、僕は迷わず送金しました。500曲以上扱いますし、なによりソフトのできばえに感心しましたし、感謝しましたから。

 

お勧めします。

「ストレッチング禁止」をあえて誤解してみる

体のあれやこれやを投稿するのは避けてきました。要するに

 

体のことは全然わからない

 

が結論だからなのです。ですが「やってみた」は単なる主観の既述なのでやってもよいかなあ、とは思います。

 

あるとき動画配信サイトで甲野先生の動画のサムネイルの「ストレッチング禁止」とあったのです。実際には先生はそんな単純なお話をしていませんので、看板になんとやらなのですけど、僕はじゃあ、やってみよう、と実行してみました。

 

僕は現在週4日、8時間肉体労働者やってます。1日だいたい15000歩歩きます。もちろん手ぶらじゃありません。作業しながらの移動ですね。帰宅後1日おきにスロージョグ、体幹レーニングをやってます。

 

やってみました2ヶ月。仕事、運動の後の静的なストレッチングを完全停止

 

はい、完全におかしくなりました(笑)。

 

まずは蓄積疲労。これはこたえました。年齢が上がって下がるものの筆頭は回復力なんですけど、ただでさえそうなのにたまるは溜まる(笑い)。足首、膝、腰、背骨、首あちこち痛くなって仕事がひたすら辛くなりました。

 

そうなると精神的にもきつくなてきます。判断ミスやら気分の落ち込みやら出てくる出てくる、、、、。

 

僕はこれはどういうことなのか、、、考えました。これ、当然僕の身体観が前提です。僕のそれって簡単です。

 

1、人間は小動物であり、ちょこまかちょこまか動き続けるようにできている。

2、人間には自動調節能力が備わっている。ただし不整地専用。

 

現代の労働、肉体労働もそうなんですけど、同じことを長時間繰り返すのが基本です。スポーツもそういう側面があります。多様な動きが出きるのに、あえて機械的な使い方を強いられるんですね。環境そのものを単純化してそれを加速させています。

 

たとえば平坦な足場とか。自然ではあり得ないのですけど、僕の15000歩もリノニウム床の移動なのです。

 

僕が思うには人間の体はそういう同じことの繰り返しが苦手目的が達せられるなら動きを変えて行くのが自然なひとの動きだと思います。

 

で、同じことを繰り返さない、多様な動きで対応する、というのは武術に極端にあるんですね。同じことをすると相手に読まれますから、やるとやられるわけです。攻め手が切れたら自分があやうくなります。

 

たとえば、逃げ足が速いって言いますけど、実際、現在でも町中でさえ直線200mそれも障害物なしってあり得ないですよね。ですから、平坦直線障害物なしで「足が速い」って実用上の意味はあんまりないと思います。それよりも、相手の予想をうまわまるランダムな動きの方が効果あると思います。

 

で、このちょこまか動きって、案外、意外疲れないんです。もちろん、そういう動きをするための体の準備は必要ですが。

 

そして、基本武術は足場が悪いことが前提なんですね。なので足場が良いことを前提とした動きはすべてアウトというか、そもそも「ない」のです。

 

僕は現在、1日おきにスロージョグをしていますが、1回おきに不整地を「ベアフットシューズ」それも靴下そのまんまみたいなやつ、で走っています

 

歩く人より遅いペースですが(笑)

 

これ、正直「整う」んです。運動後のストレッチングとか違うなにかこう「まとも」に戻る感じが残るんです。

 

さて、動きのあとの静的ストレッチングを再開しました。当たり前ですけど、念入りなそれは労働の疲労をとても軽減し、疲れを持ち越すこともなくなりました。

 

やはり、人間が持つ「ちょこまかうごく」「不整地専用調整能力」を最大限に生かす場面では、そもそもその動き自体が体に自然なので、それほどメインテナンスは必要ではないのかもしれませんが、機械的な環境で機械的な動きを繰り返すという負担がすべての状況ではちゃんとメインテナンスをしてやらないと、体を壊す、と思いました。

 

ま、当たり前のことなんですけど、あえてやってみました。

やってきてしまった日本一 とある阪神タイガースファンの帰還

阪神タイガース優勝記念本』小学館

 

色々な漫画家さんが作品を寄せています。わかる。。。。わかりすぎるほどわかる。そして泣ける、泣ける、、、、のですが、、、

 

リーグ優勝、日本一、ちゃんと中継で観ていたのに、

 

現実感がない

 

。。。。。。。

 

大騒ぎしてビールがんがん飲んだ。。。。

 

現実感がない。。。。のです。

 

おかしいのです。自分がわからなくなりました。一応古参のファンです。ですが、普段は誰とも一切野球の話はしないので、妻も結婚してから知ったくらいです。

 

理由は簡単です。あの暗黒時代。

 

住居は阪神グッズだらけです。まず玄関は壁がポスターで埋まってますので、宅配の人がぎょっとしますね、たいてい。寝るときにはもちろん西川の阪神布団カバー、まくらカバー、つまり阪神に包まれて寝てます。まあ、普通のタイガースファンですね。

 

ですが、その僕が、10年前買った阪神優勝祈願だるまに目を入れられないのです。。。。。優勝当日のデイリーも保存用に取り寄せたし、、、、優勝特番録画しまくり、ニタニタ観ているのですが、、、

 

現実感がないのです。

 

おかしい、おかしいと、自分なりに考えました。そして僕はわかったのです。

 

ペナントレースが決着する時期、もしくは日本一が決まる時期、僕が何をしてきたかと言えば、1985年日本一が決まった試合のビデオを観ることです。

 

なぜなら、現実のタイガースの惨状を直視できなかったからです。

 

live in the past time paradise

 

とスティービー ワンダーの歌声が聴えてきます。

 

プロ野球のクライマックス時期は僕には現実逃避の時期なのです。そうでもしないと堪えられません。それが長年の習わしになっていました。

 

それが2023年秋は現実から逃げる必要はなくなりました。ですが、僕にはバーチャルな世界、1985年がこの時期、現実だったのです。たとえ逃避先であろうとも。

 

現実と「僕にとっての現実」が衝突して、僕は大混乱になってしまったのです。

 

ゲーム、アニメ、マルチ展開した『.hack』、あるいは押井さんの『Avalon』で出てくる「未帰還者」になってしまたようなものです。

 

上記本の『シュレジンガーの虎』ほりのぶゆき、わかりすぎます。

 

阪神タイガース日本一後遺症

 

「試合観ないと勝つ」とか、他球団のファンの皆様にはまったく理解できない心理状態が通常運転な我々暗黒時代を耐え忍んで、、、

 

いえ、バーチャル1985年世界線に逃げ込んで自ら現実との接点を絶ってしまった結果が「未帰還」なんです。

 

そこで僕は思い出しました。そうです。

 

ゴドーを待ちながら

 

あのベケットの名作。演劇を少しでも好きな人なら知っているあの作品。脚本を読むとよくわかるのですけど、あれはどたばた喜劇だと思うのです。でも、それがゆえなのか深遠な哲学的思索を促す孤高の傑作という評価もまた揺るぎないものなのです。

 

まちがいなく『ゴドー』に影響を受けた別役実さんが書いた『街と飛行船』。小学生だった僕はものすごい衝撃を受けました。

 

阪神ファンにとって日本一は38年待ったゴドーだったのです。

 

切に優勝を願い、裏切られ続けても辞められず次第に奇妙な形をとって行くファンのゲンかつぎの数々。。。。。まさにどたばた喜劇。。。。。次第に哲学的思索さえ促すようになったそれらは僕からも「ふつうに勝つ」現実の受け入れできなくしてしまったのです。

 

ゴドー   駄目だよ、こいつらにはどうしても、私がゴドーで、その私が来たってことがわからないんだ、、、、、(『やってきたゴドー』別役実 初演2007年)

 

別役さんは刊行された脚本のあとがきにこう記していらっしゃいます。

 

ゴドーがやってくることにした。もちろん大発見ということではない。と言うより、むしろ「禁じ手」と言うべきであろう。「やってこない」ことにあってのみ成立している構造のタガをはずすことになるのであるから。

しかし、私は少しく苛立っていた。「やってこないのに待っている」ということのイロニーが、次第に色あせ、落差を失い、「笑えなく」なりつつあることに。

 

ふふふふ、、さしずめ月が青いってことかな、、、

 

2024年2月1日「猛虎キャンプレポート」を1日中観ながら僕はそう思ったのです。

 

上記本のなかの『15年前のアレ』さそうあきら、本気で泣きましたよ、さそうさん。来たんですよゴドーが。

 

いざ!現実に帰還せん!(『うる星やつら ビューティフルドリーマー押井守監督)

 

あ、でも僕は今後も誰とも野球の話はしませんよ。家庭内と球場以外は。

2024年2月1日

って、「おまえさん2004年3月30日で日付が止まっているし、だるまに目を入れていないし、85年発売の人形もずっとそのままなんかい」

 

だって、日めくり、めくれないんですよ、金縛りにあって、、、、